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個人投資家の皆さまへ 》 Story 》 福岡リート投資法人の財務戦略
他のREIT同様、福岡リート投資法人も一定の借入を行っています。これは、低コストの借入を組み合わせることで、より多くの資産を保有することができ、より多くの分配金を投資主の皆様にお支払いできると考えてのことです。
資金調達においても、投資家利益の最大化を基本方針として運営していくことは言うまでもありません。そのために、REITの財務はあらゆる意味で安定的であることが重要であると考えています。具体的には、金利については将来の金利上昇のリスクを抑えるために長期固定金利を主体とすること、有利子負債比率については一定の水準以下に抑えることであり、これを財務方針としています。
MEMO:有利子負債比率とは?
総資産に対する借入金及び投資法人債の合計額の残高の割合をいいます。
2008年9月のリーマンショック以降金融市場が激変する中で、多くのREITが借入や投資法人債(REITの発行する社債)の借り換えにあたって、極めて厳しい局面に立たされました。しかし、そうした環境の激変にあっても、福岡リート投資法人の資金調達の基盤は揺らぐことはありませんでした。福岡リート投資法人は、上場以来のスポンサーである株式会社福岡銀行、株式会社西日本シティ銀行という地元地銀二行に加え、2008年5月には新たに株式会社日本政策投資銀行にもスポンサーとして加わっていただいています。今後も、取引金融機関との関係を大切にすることで、安定的な財務体制を維持し、より良くしていきたいと考えています。
安定的な財務体制の維持と一層の改善のため、福岡リート投資法人は以下の財務戦略を実行しています。
有利子負債比率は、財務の安定性についての重要な指標です。この比率が高ければ、一般的には配当を高くすることができる一方、負債の返済期限が到来したときに、金融市場の状況によっては借り換えができなかったり、支払金利が高くなったりするリスクは高まります。福岡リート投資法人では、この比率を原則として60%を上限として、実際は35%〜50%を目処に保守的に運営しています。
不動産賃貸収入を主な収入源とするREITの場合、物件売却や大口テナントの退去等がない前提においては、通常、収入が大きく変動することは稀ですので、なるべく長期に亘って金利上昇のリスクを抑えた資金調達を行うことが、安定した分配金の維持につながると考えています。福岡リート投資法人では、このような観点から調達期間の長期化と調達金利の固定化を重視しており、固定化される金利の水準には十分留意しながら、固定化比率は70〜80%を目処として運営しています。
特定の期限に多額の負債の返済期限が集中する場合は、金融市場の動揺や取引金融機関の財務状況等の影響を受けやすく、場合によっては借り換えができなかったり、支払金利が高くなったりするリスクが高まります。こうしたリスクを低減するため、福岡リート投資法人は、有利子負債の返済期限が分散するよう運営しています。
福岡リート投資法人は、株式会社福岡銀行・株式会社西日本シティ銀行・株式会社日本政策投資銀行の3つのスポンサー行、メガバンク、大手信託銀行に加え、九州を中心とする地方銀行等による強力な調達基盤を有しておりますが、今後の成長に向けて、取引金融機関の一層の拡充に取り組んでまいります。なお、投資法人債は現時点では発行しておりませんが、調達基盤のより一層の拡充、安定化に資すると判断できるのであれば検討していきたいと考えています。
無担保で資金調達ができるということは、財務運営に柔軟性があることを意味するだけでなく、高い信用力の表れであると考えています。福岡リート投資法人は、担保拠出による資金調達は原則として行いません。
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