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トップメッセージ

松雪 恵津男
福岡リート投資法人 執行役員松雪 恵津男Etsuo Matsuyuki
平素は福岡リート投資法人に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
ここに、本投資法人の第34期(2021年3月1日~2021年8月31日)の決算と運用状況についてご報告させていただきます。

本投資法人は、日本初の「地域特化型リート」として2005年6月の上場以来、投資主の皆様、スポンサー各社の支援によって着実に成長し、安定した業績をあげています。

当期における我が国の景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるなか、持ち直しの動きが続いています。先行きについては、感染拡大の防止策が講じられ、ワクチン接種が促進されるなかで、各種政策の効果や海外経済の改善もあって持ち直しの動きが続くことが期待されますが、感染の動向が内外経済に与える影響や金融資本市場の変動等の影響を注視する必要があります。
本投資法人の主要投資対象エリアである福岡・九州地域の景気は、厳しい状態にあるものの、輸出や生産を中心に持ち直しつつあります。公共投資は高水準で推移していますが、個人消費は持ち直しの動きが一服し、労働需給、雇用者所得ともに弱い動きとなっています。
このような環境の下、本投資法人の運用状況は、オフィスビル、物流施設及び住宅のアセットタイプは堅調な運用実績となる一方で、キャナルシティ博多等の主要商業施設では新型コロナウイルス感染症拡大の影響が収束せず、ホテルでは観光需要等の戻りが弱いことから回復に至らない状況で推移しています。

そうしたなか、本投資法人は当期において、ポートフォリオの多様化によるリスク分散等の観点から、2021年6月1日にキャナルシティ博多・Bグランドビル(共有持分88.28%)の譲渡及び天神西通りビジネスセンター(底地)の取得を実施し、2021年8月30日には博多筑紫通りセンタービルの2022年3月1日取得を決議しました。今後も地域に特化した総合型REITとしてポートフォリオの見直しを図りつつ、次の目標として2,500億円を目指していきます。また、好機があれば物件の入替等も引き続き柔軟に検討いたします。

本投資法人の保有する全物件の期末稼働率は99.5%と順調な稼働状況です。本投資法人の当期の営業収益は8,867百万円、営業利益は3,204百万円、経常利益は2,817百万円、当期純利益は2,816百万円、1口当たりの分配金は3,539円となりました。なお、当期の1口当たり分配金実績は、前期比178円の増加、また第33期決算発表時に公表した予想分配金額より39円の増加となりました。これは生活密着型商業施設が堅調に推移したことに加え、オフィスビルで高い稼働率を維持しながら賃料増額改定を実現できたこと、物件譲渡により売却益が発生したこと、また、管理運営費用等のコスト削減に引き続き努めたことによるものです。今後も、優良物件の取得による安定的なキャッシュ・フローの創出と戦略的取り組みの継続を通じ、安定的な分配金の維持・向上に努めてまいります。

今後とも本投資法人は、九州経済界をリードする有力スポンサー企業の支援・協力を仰ぎながら、「地域特化型REIT」としての強みを発揮し、市場の変化に迅速に対応しつつ、堅実な資産の運用により、1口当たり分配金の安定的な維持・向上を図ります。本投資法人は、基本理念である「Act Local , Think Global」をもとに、Our Missionである、中長期的に安定した収益を確保し将来にわたり安定した分配金を提供し続けることに努めます。

今後とも変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

2021年10月15日

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